今回の父との欧州旅行、父の記念写真を撮るのに一生懸命で、実は風景単体をあんまり撮っていないことに、帰ってきてから気がつきました。
深く不覚・・・。
そんなわけでここからはしばらく、昔撮った杵柄も織り交ぜてお送りいたします。今回の写真は、2013年に友人MとかKとかと一緒に回った欧州旅行2013の写真の再利用。いや、彼らと回った欧州旅行2013は尻切れトンボになっていたはずなので、ようやく時代が追いついたというべきか、ようやくやる気が追いついたというべきか。
大物作家だって書けなくなって「先生の次回作にご期待下さい!」とか言ったりするわけなので、私のような小童のブログ、たまに書けなくなったくらい、大丈夫だよね。
今回はベルサイユ宮殿のお話です。
最初の写真は宮殿の窓辺から広大な庭を覗いた風景。
庭に出る前から「この庭は果たしてツアー時間中に回りきれるんだろうか」と思わせるような、広大で素晴らしい風景が窓外に広がっています。
あまりに広すぎるので、マリー・アントワネットの離宮に通うためのミニ列車があるあたり、さすがパリの王様は違うなぁ、などと庶民っぽい感想を呟きながら、ベルサイユ宮殿を巡っていきます。
窓の外に気を取られながら歩いていてはいけません。
気を抜いていると、不意にこのようなシャンデリアの輝きに圧倒されることになります。
ここは、宮殿。
今日は、舞踏会?
今日の舞踏場は、王様の富に群がる庶民でいっぱいいっぱい。
お見苦しいところは、超トリミングでカットカット。
宮殿の回廊には、いかにも偉そうな方々の彫像が、そこを歩く者たちを静かに見下ろしています。
この方々か1624年から146年にわたり延々と増改築を繰り返した結果が、今のベルサイユ宮殿の姿なのでしょうか。
「貴族に浪費させて反抗の資金を断つ」という思想は、江戸時代の参勤交代と同様の思想でしょうか。
宮殿の見学を終えて昼前に出口をくぐると宮殿前には、王様への陳情に訪れた庶民たちの、長い長い待ち行列。
前回2013年に友人M、Kと陳情に来た時は、この列に1時間半並ばされたのを覚えています・・・その日も非常に暑くって、結構ぐったりしていました。
その時の反省を元に、今回は朝一番のツアーを選んでいたので、
行列知らず、混雑知らず。
パリから始まる欧州旅行は、概ね順調な滑り出し。
熱波だけは、しょうがない。
お天道様の、都合しだい。