バルセロナの街を歩いているとたまに、とても個性的な外観の建物が目に入ります。
骨のようなバルコニーの手すり。
壁面の細やかな装飾。
ガウディがデザインした建物です。
直線とアーチを基調にした一般的なデザインの建物が並ぶ中で、このガウディデザインのカサ・バトリョ(Casa Batlló)は、うまく表現できないのですが、なんというか有機物を感じさせるデザインで、異彩を放っています。
異彩は放っていますが、奇抜なデザインにありがちな安っぽさや異様さは全く無く、街にうまく調和しているように思います。
ところで、私はこの建物を見ていると、何故かナウシカの巨神兵を思い浮かべてしまいます(苦笑)
そこらへんが「有機物を感じさせる」という感想を持った所以でしょうか。
世界遺産なんですけどね。
ガウディがデザインした建物は沢山有るようなのですが、ここではもう一件。
カサ・ミラ(Casa Milà)です。
ちなみに「カサ(Casa)」はスペイン語で「家」という意味です。なので、最初のカサ・バトリョは「バトリョさん家」、カサ・ミラは「ミラさん家」ということになります。
ミラさん家・・・もとい、カサ・ミラは、カサ・バトリョに比べるとそこまで異彩を放っている感じはなく、落ち着きのあるデザインに見えます。
でも、この建物のデザインには直線が全く使われていないそうで、さすがモデルニスモ、さすがアール・ヌーヴォー。
こちらも無論、世界遺産でございます。
そんなわけで御一行、バルセロナの街では、アントニ・ガウディ(Antoni Plàcid Guillem Gaudí i Cornet)のデザインした建物巡りを楽しんでいました。
え、ガウディがデザインした、バルセロナにあるおっきい奴を、忘れてる?
街並みの向こうに無節操に見えてきた、あの大きい奴のことでしょうか?
遠くから見ても大きくて、歩いても歩いても歩いても、なかなか下までたどり着けない、あの反則なくらい大きな奴には、きっと次回くらいにたどり着けると思います。