このブログを書いている今日は、冬も近づいて、日に日に寒くなってきています。
気温も一桁台の日が多く、冬が近づいてきたというよりは、もう冬と言った方が、正しいのかもしれません。
朝の通勤の時、車のハンドルがキンキンに冷えて、触りたくない季節がやってきました。
キンキンに冷えて良いのは夏に飲むビールだけだと思います。
そんな冷え込みの厳しい冬には、夏の旅行の写真を見ながら、暖かくて楽しかった日を思い出すことにしましょう。ブルブル。
いや、ほんとに。夏の写真を見るとなぜかホッとします。
Googleストリートビューの風景が夏っぽいと、なぜかホッとします。
寒さと日照時間の短さが精神に与える影響というのは、バカにならないと思います。
夏になると、こちらの人が芝生の公園で競うように日光浴をする気持ちが、今ならよくわかります。
オランダに住んだからこそ、わかるようになりました。
今回は、夏に研究所の友達と旅したオランダ北部の港町、ホールン(Hoorn)です。
ホールンはオランダ東インド会社の重要な拠点の港としてとても栄えたそうです。
南アメリカ、チリ南端の「ホーン岬」も、ヨーロッパ人で最初にこの港を通過したオランダ人の生まれ故郷、このホールンにちなんで命名されました。
ヨーロッパ人として初めてインドネシアのジャワに到達したオランダ人も、この街出身だそうです。
その後ホールンが面しているゾイデル海が、何回か前に紹介した締切大堤防で外洋と分離されてしまったため、今は港としての役割を終えています。
世が世なら船乗りで賑わった街も、今では落ち着きのある静かな街で、広場ではたくさんの人が昼間からビールを楽しんでいます。
ところで、この写真に写っている通り沿いの建物、なんかみんな前のめりになってるんですよね。壁が垂直になってないんですよね。
これは、もともとそういう風に建てたんでしょうか?
それとも干拓地だから地盤が緩くて、斜めになってしまったんでしょうか?
建物の中がどうなっているのか、床の水平が取れているのか、一度見てみたいですね。