梅雨の合間

梅雨の合間の 田圃の緑
変わらない 懐かしい
日本の風景



まだ青い稲穂の間を、梅雨の合間のさわやかな風が吹き抜けていきます。

1年3ヶ月ぶりに踏んだ日本の地は、梅雨明け前にしてはからっとして、気温も低め。
「さぞや蒸し暑いことだろう」と身構えていた私を、軽く手加減した感じで迎えてくれます。

今回は、会社と実家と、個人的な一件の他は、誰にもお知らせせずに帰国しました。
実の妹にすら、帰国の当日「ちょっと明日から日本なんだけど、明後日くらいに行っていい」なんてメールしている、ダメな兄です。

帰国後、いの一番の大事な用事は、赴任中に入院した祖母のお見舞い。
早朝に到着した成田空港から実家のある某市へ直行し、駅で1年3ヶ月ぶりに父と再開、面会時間前の昼食で久しぶりの和食「つけ麺」の鰹だしの絶妙な味わいに舌鼓を打ち、その後病院へお見舞いに。

ちなみにこの日食べた食事の写真は、うかつにも全部撮り忘れました。無念。

このブログの一番の読者である祖母は、入院していても頭はしっかりしていて、久しぶりに帰ってきた放浪気味な孫との再開を、それはそれは喜んでくれました。
病院内では携帯もWiFiも使えなくて、ブログの続きを読めないのをちょっと残念がっていましたが、家に戻った時の楽しみのために、僕は異国の生活を一生懸命書き続けましょう。


東急東横線_旧渋谷駅日本を離れている間に、いろんなものが変わっていました。

東急東横線の渋谷駅は地下に潜り、空から見下ろす旧渋谷駅にはもはや線路もなく、かすかに見えるホームの端と屋根だけが、昔そこに駅があったことを、わずかに伝えてくれています。
スカイツリーは空高くそびえ、長く患っていた母方の祖父は鬼籍に入り、二人の従妹は結婚して子供が生まれ、弟は実家に越してきて、一番上の甥っ子はランドセルしょって小学生。

所属している日本の部署が変わり、その部署は都外に引っ越し、現地の仕事の内容が変わり、現地で仕事をする場所が変わり。


吉野家_並卵味噌汁日本を離れている間に、本当にいろんなものが変わっていきました。

変わっていなかったのは多分、吉野家の並・卵・味噌汁の美味しさと、380円という値段だけだったかもしれません。


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