2013年6月27日、万感の思いを胸に故郷の地を踏んだ私ですが、そんな感傷に浸る間もなく、まずは帰国中にやらなきゃいけない用事を済ませていきます。

でも帰国最初の日ぐらいは許してもらいましょう。何せ、久しぶりの故郷なのですから。
自分に甘く、自分に甘い、私です。

というわけで、実家で祖母のお見舞いを済ませた私は、その足で東京行きの特急に飛び乗ります。この日のホテルは渋谷駅近く。

部屋に荷物を置いて、久しぶりに行く、いきつけのイタリアン。
この日は写真をすっかり取り忘れましたが、豚の生姜焼きとろろ丼(小盛り)、ビール、梅酒をいただいたと思います。
イタリアンなのに、和食。
お店の皆さんも変わらずお元気そうで、たいへんよろしゅうございました(にこにこ)。

こうして日本滞在一日目の夜は、渋谷の夜景を見下ろしながら、静かに更けていくのでした。

日本滞在二日目(6/28)、今日は本番、用事をさっさと済ませる日です。

この日最大のイベントは、運転免許証の更新。
今回の帰国で3番目ぐらいに重要なイベントです。
実は私の運転免許証、オランダにいる間に有効期限が切れて、失効してしまったんです。ただ、海外赴任は「期限内に更新をできない、やむを得ない理由」になるそうで、最初の帰国中に手続きをすれば、技能・学科試験なしで再免許を受けることができます。
(詳しい条件は、管轄の警察署に確認して下さいね)

というわけで、この日は朝から免許更新手続きのための旅。旅に必要なアイテム・・・もとい書類は、「旧免許証」「住民票(除票)」「一時帰国証明書」「パスポート(やむを得ない理由の証明)」「写真」「手数料」です。
一時帰国証明書は、あらかじめ会社に発行を申請して、実家に送ってもらっていたのを、前の日に入手済み。

最初に実家を訪問したのには、アイテム入手という理由もあったのでした。
きちんとアイテムを揃えないと、ラスボスに一喝されてしまうので、とても大切です。

曰く、「書類不備！」
恐ろしい響きですね。

・・・さて。
私は今、日本国内ではホームレス。悪いことをするとテロップで「住所不定」と表示されてしまう身。もちろん家がないので住民票もありません。
なので、最後に住んでいた三鷹の市役所で、住民票の除票というものを手に入れます。まぁ、「最後にここに住んでいて、転出したよ」ということが書いてあるものです。
こちらは朝一番に市役所に行って、難なく入手。

その足で、今度は府中の運転免許試験場に向かいます。
市役所と試験場が近くにあって、本当に良かった・・・。

こうしてアイテムを揃えて、試験場に足を運んで、優良講習を受けて、晴れて運転免許が再発行されたのでした。めでたしめでたし。

ところで発行された免許証、住所の欄が少し面白いことになっています。
前に「今の私はホームレスで住所不定」と書きましたが、国内に住所がないので、免許証の住所は一時帰国証明書に書かれている連絡先になるそうです。
そして今回会社に出してもらった証明書には、本社の住所。
というわけで、免許の住所も本社のの住所になるんですが、係官の人曰く

「会社名も入ります」・・・

かくして、今の私の免許証には、会社名がばっちり書かれているのでした。
悪いことをして警官に免許証を見せると、会社までばれてしまう、魔法のアイテム。
・・・いや、悪いこと、しませんけどね。

帰国三番目ぐらいの重要イベント、免許証再発行を昼過ぎまでかかって済ませた私は、次の用事を住ませるために東奔西走します。

次は、
重要度は低いけど地味に大切な用事。
「買い物」です。
府中の試験場から一旦渋谷のホテルに戻った私は、洋服、下着、靴、時計バンドを買うために、渋谷→恵比寿→中目黒→渋谷→吉祥寺→渋谷→銀座→秋葉原→渋谷、という、まあなんとも節操と思慮に欠ける無計画なルートで、東京の街を徘徊します。

「三鷹まで行ってたんなら、その足で吉祥寺に寄れば良かったのに」とか、突っ込んではいけません。ええ、いけません。
ひさしぶりの、電車を乗り継ぐ東京の旅は、とても楽しかったんですから。
東急東横線の新渋谷駅と、そのダンジョンっぷりも、しっかりと堪能させていただきました。

そしてこの日の最後は、渋谷にある行きつけのダイニング。
お刺身盛り合わせと、ふぐの唐揚げと、するめいかの西京焼き、かわら蕎麦に、ビール、コロナ、白加賀梅酒、瑞泉梅酒と、この日も大変和食がおいしゅうございました。

1年3ヶ月ぶりの和食への食欲が炸裂します。