去年の夏頃にベルリンで、政治的東西を体験しましたが、今回ははロンドンで地理的東西を体験しました。
科学者としては、ロンドンに行ったらやっぱり、王立グリニッジ天文台(Royal Observatory Greenwich)は外せないポイントですね。
「あたくし、今日はハロッズでお買い物ザマス」とか言っている場合ではありませんね。
そんなわけで、グリニッジの小高い丘を登ると、グリニッジ標準時(Greenwich Mean Time / GMT)を示した大きな時計に迎えられます。
写真中央、天文台の建物の白い扉の上に、縦に赤い線が引かれていて、その延長線が扉の下から写真左下に向かって、ずっと地面に埋め込まれています。
これが、子午線(Prime meridian of the world)、つまり、経度0度0分0秒の線です。
写真上では、この線より右側が東経、左側が西経です。
そして東京は東経約139度、ほぼ地球の裏側、思えば遠くまで来たもんだ〜。
みんな、東西を分ける線を興味深く見つめています。この写真では、右に立っている人が西の人、左が東の人です。
見つめるだけじゃなく、両足でまたいでみたり、反復横跳びをしてみたり、思い思いの楽しみ方をしています。
私も線の上で綱渡りのようなことをやってみたり、左に右にジャンプしたり、子供のように楽しんでいました。
こういうことができる旅行って、楽しいですね。