小便小僧と ギルドの広場

おれっち ご存知
小便小僧
これでも 街の
英雄なんだぜ



世界遺産の町ブルッヘを堪能した御一行、私の車でベルギーの首都、ブリュッセル(Bruxelles)を目指します。

ブリュッセルも、やっぱり中世の街並みを残す優雅な観光都市ですが、それだけではなく、EU(欧州連合)本部やNATO(北大西洋条約機構)本部が置かれている、とてもすごい国際都市なんです。

さて、そんなブリュッセルの最初の一枚は、みなさんご存じ小便小僧(Manneken Pis)。
モデルについては諸説あるみたいですが、ブリュッセルが敵軍に包囲されたとき、ブラバン公の王子が火薬の導火線の火をオシッコで消したことから作られた、とかなんとか。


ブリュッセルは見どころ一杯の都市ですが、今回はグラン・プラス(Grand Place)という大広場を中心に散策しました。

グラン・プラスを囲むように、ギルド(Guild)の瀟洒な建物が建っています。

パン屋に油、小間物、指物、大工に石工、いろいろなギルド(同業者組合)が軒を連ねています。

私も国際電気学会(IEEE)とか電子情報通信学会(IEICE)の学会員ですが、うーん、ギルドみたいな格好いい響きはないなぁ・・・(かなりの偏見)


ギルドの建物はどれも、その組合の力を示すように、金色の細かい装飾が施されています。
この豪華さが私の住んでいるオランダとの違いで、同じキリスト教でもこういうところに宗派の違いが出るんですね。
オランダはプロテスタントなので、基本的にいろいろ質素です。


グラン・プラスの一角にある、王の家(Maison du Roi)。

ちなみに、王様が住んだことは一度もありません(笑)。
なんで王の家なんでしょうね。

公爵の館になったりスペイン政庁舎になったり牢獄になったり砲撃で穴が開いたりと、この建物もご多分に漏れず忙しい歴史を持っていますが、現在は市立博物館として使われています。


王の家から広場を挟んで反対側にあるのは、
市庁舎(Hotel de Ville)。
15世紀に建てられたゴシック・フランボワイヤン様式の建物が、いまだに行政舎として使われているなんて、いいですね。

安土桃山城が県庁舎、みたいなノリですね。
さて、そんなこんなでフランスから北上してきた御一行。
いよいよ我がオランダ王国に入りまして、しばらく私の家を拠点にして、オランダ各地を巡ります。


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