モン・サン=ミシェル (1)

島に そびえる
聖堂と 街と

Mont Saint-Michel



ツアーのバスは、フランスの小さな村をあとにして、次の目的地へとひた走ります。

パリからどれくらい走ったでしょうか。
地図の上で見るとたいしたことないように見えますが、パリから4時間くらい走ったはずです。
通った道沿いには、ルーアンとかル・アーヴルとかエトルタとか、見慣れた地名がいろいろあって、「あー、あれはこの辺だったんだ」と結構うれしくなります。
どうして見慣れているかというと、中学生の時熱心に読んでいたルパンに、この辺が出てきたからです。
なんだかんだ言って、いろんな所でフランスにあこがれがあります(にこにこ)。

あ、モンキー・パンチのルパン三世じゃないですよ。
ルパン三世のおじいちゃんのほうね。
フランスの小説家モーリス・ルブラン原作の「アルセーヌ・ルパン」です。

「813」という作品で、フランスからドイツまで車で駆け抜けるシーンがあるんですが、
是非一度、新しい愛車で試してみたいものです。

・・・と、最近、本題から盛大に脱線することが多くなった気がしますが、
きっと気のせいですし、
あまり気にしすぎないで、
なんか、あちこち気のそれる、
とても気の毒なヤツだと思っていてください。


そんなわけで、パリの街を出発して数時間、大平原の中を走っていると、突然遠くにそびえる何かが見えてきます。

雲海が広がる天気なら、間違いなく「すごい、ラピュタは本当にあったんだ」とつぶやきたいところです。
残念ながら雲海には浮いていませんでしたが、余計なことはしっかりつぶやいておきました。

草原の遙か向こうにそびえる、お城のようなあの建物は、
世界遺産、モン・サン=ミシェル(Mont Saint-Michel)です。


近くで見ると、その大きさに圧倒されます。

モン・サン=ミシェルとその門前町が、丘の上にそびえています。


今では遠目に見ても圧倒されるモン・サン=ミシェルですが、最初からこんなに大きかったわけではないようです。

初期のモン・サン=ミシェルは、独立した島の、丘の上に立てられた小さな礼拝堂でした(写真左上)。
それが、11世紀から12世紀にかけて大きくなって(写真右上)、17世紀から18世紀にかけてさらに門前町も発展して(写真左下)、20世紀ごろ、今のような姿になりました(写真右下)。


発展を遂げる間には、廃墟になったり、イギリス軍の要塞になったり、監獄になったり、様式の違う増改築が繰り返されたり、島の周りが砂で埋まって陸と地続きになったり、とてもいろんなことがあったようですが、そういう細かいことはWikipediaにお任せしたいと思います。
(超投げ槍モード)

そんなわけで、イギリス海峡を望むフランス北部の世界遺産、
モン・サン=ミシェルを見学します。


モン・サン=ミシェル (1)」への2件のフィードバック

  1. モン・サン=ミシェルといえば、サン・マロ湾に浮かぶ聖堂…というイメージだけが頭の中にあったので、冒頭の写真に「?!」だった無知な私。続きを楽しみにしてます♪
    追伸:タキさんがその長い手足をキュッと折りたたんでミニに乗る姿、いいですねぇ。

    • KAZUEさんのイメージ通り「モン・サン=ミシェルはサン・マロ湾に浮かぶ聖堂」で間違いないです。

      遠くの地上から撮ると、こんな見た目になります。
      近くで撮ると・・・あったかなぁ写真(^^;

      乗り換えたmini、なかなかいいですよ。
      意外と車内も広くって、後部座席を使わず二人で乗るなら十分です。

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