聖堂の町と ふわふわオムレツ

聖堂と 町と
旅人を もてなす
ふわふわオムレツ



小さな聖堂から始まったモン・サン=ミシェル。
長い歴史の中で廃墟になったり監獄になったり城塞になったりした島ですが、、今では聖堂の丘の麓に小さな街ができて、訪れる観光客で賑わっています。


聖堂に向かう細い参道は、 ホテルやレストラン、おみやげ屋さんなどが軒を連ね、 まるで中世にタイムスリップしたような雰囲気です。


そんな雰囲気の中に、そのレストランはあります。

島に入る門を抜けてすぐのところ。
ラ・メール・プラール( La Mère Poulard )です。


昔、モン・サン=ミシェルを参拝する旅人のために、なるべく大きなオムレツを食べてもらおうと、プラールおばさんが考え出した独特のオムレツが、ラ・メール・プラールの名物です。


というわけで、オムレツ(omelette)です。

今回のツアーでは、ラ・メール・プラールではなく、別のお店で同じ製法のオムレツを食べました。
ウェイターさんの手と比べてもわかるとおり、とても大きいオムレツです。


普通のオムレツとの違いは、オムレツの皮の中に、メレンゲのようなフワフワの泡が入っていることです。

よく食べる、外を固めて中がトロッと半熟というオムレツとちがう、面白いオムレツです。
味はシンプルな塩味。
好みに応じて、ケチャップやマヨネーズで味付けしたり、フレンチフライですくって食べたりします。


最初は雨模様でどうなることかと思いましたが、日頃の行いの良さが聖ミカエルに通じたのか、教会を出る頃には雨もあがって、小さな島の風景を堪能できました。

こうしてフランスの各地を巡った御一行、もう一夜をパリで過ごして、次の目的地へ旅立つのでした。


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