こちらに来ても、自炊を続けています。
ただ、これまではあまり手の込んだ料理をしていなくて、せいぜい肉を焼いたり、ジャガイモを茹でたり、パスタを茹でたり、パスタソースを温めたり・・・。
使うソースも全部出来合いのものを買ってきてそのまま投入。
そんな生活がしばらく続いて、毎回同じソースばっかりで飽きた今日この頃。
ちょっと自分で作ってみることにしました。
今回のお題はビーフシチューです。
レシピは、クックパッドの
を参考にしました。多謝。
もちろん、本格的にやるならフォンドボーがどうしたとか、いろいろあるんだと思いますが、さすがにそこまでは出来ないし、なにせ今晩のご飯に間に合いそうにないので、いまはこの位にしておきましょう。
今回選んだこのレシピ、身の回りにある調味料を使って、短時間で作れそうなのが良いところです。
さて、料理を作るなら、まずは材料探しです。
まずは、日本語の材料をオランダ語訳するところから。
何とも情けない限りですが、これをしないとスーパーに行ってお手上げなので、
やります、がんばるます。
というわけで、材料のオランダ語を手帳に書き付けます。
ついでなので英語も書いておきます。
日 | 蘭 | 英 |
---|---|---|
バター | boter | butter |
薄力粉 | cakemeel | cake(soft) flour |
ケチャップ | ketchup | ketchup |
ウスターソース | worcestershire saus | worcester sauce |
赤ワイン | rood wijn | red wine |
ブイヨン | bouillon | bouillon |
牛肉 | rund vlees | beef fibrous/gristle |
タマネギ | ui | onion |
にんじん | wortel | carrot |
ジャガイモ | aardappel | potato |
バターのように、何となく英語を知っていればわかるものもあれば、タマネギやにんじんのように想像すら付かないものもあります。とはいえ、タマネギ、にんじん、ジャガイモは、見た目が間違いようがないので、まぁ知らなくても何とかなります。
ブイヨンはもともとフランス語で、英語にとってもオランダ語にとっても外来語なので同じです。ややこしいですね。
さて、買い物の下ごしらえが出来たので、前回のページで紹介したアルバートハインへ買い物に行きます。
そして、陳列棚の前で立ちつくします。
糸色望したっ!自分の無力さに糸色望したっ!
・・・では、簡単な方からいきましょう。
バター(boter)です。パッケージが日本のものと似ているのですぐわかりましたが、いろんな種類がありました。落とし穴です。簡単と見せかけて、いきなり引っかけ問題です。
たまたま私が買ったのは
「有塩(gezouten)クリームバター(roomboter)」でした。
「たまたま」というのは、無塩(ongezouten)と有塩(gezouten)、どっちがどっちだか5分くらい悩んだということです。まぁ考えて答えの出る問題じゃないので、長いこと考えても意味無いんですが・・・。
あぁ、無知とは無力なり、アーメン。
あぁ、ついでにフランスパンとオリーブオイル(olijf olie)も買いました、アーメン。
お次は牛肉(rundvlees)です。レシピには牛すじ肉と書いてありましたが、まぁ牛肉であれば、シチューに入れておいしそうな奴を選べば良いだけなので簡単問題。難なくクリアです。
野菜も同じく簡単問題・・・と思いきや、ジャガイモに罠がありました。
3種類ありました。
ジャガイモの食感で分かれているようです。
「少し粉っぽい(iets kruimig)」「しっとりした・蝋状の(vastkokend)」だそうです。
いつも買って食べていたのは緑のvastkokendで、今回試しに青いiets kruimigを買ってみました。いままで何も知らずにしっとりジャガイモを食べていたんですが、調べてみるといろいろあるものですね。
赤ワイン(rood wijn)も簡単問題。
銘柄がいっぱいあってちょっと悩みましたが、
シラー(Syrah)と
カベルネ(Cabernet)
どちらになさいますか?
という天使の声が聞こえた気がして
「じゃ、今日はSyrahを」
ちなみにフルボトルで5ユーロ。
さて、難易度が上がっていきます。小麦粉です。薄力粉(cakemeel)です。
売り場が見つかりませんでした。
15分くらいスーパーの中を徘徊しました。
ケーキ用のトッピングが置いてあるコーナーの端にちんまり置かれているそれを見つけた時は、とても嬉しかった。どっと疲れた・・・。
固形ブイヨンも若干探すのに苦労しましたが、粉末スープ売り場の端で発見、マギーブイヨン。
ここで早速さっき出てきた「rundvlees」が役に立ちます。牛肉のブイヨンです。ちなみにチキンブイヨンとベジタリアン向けブイヨンもありました。
さて、難問はソース、ウスターソースです。
ないんですよ。ウスターソース
お店の人に聞いても「さー」
通りがかりのおばちゃんに聞いても「さー」
後で調べてわかったんですが、日本で言う「ウスターソース」は、日本で独自の進化をしたんだそうで、こちらに同じものはないと。
まぁ、無いものは仕方がないので、なにかで代用・・・ということで選んだのが、写真左のバーベキューソースと右のシュワルマソース。
バーベキューソースは日本のものと同じ味。
シュワルマ(shoarma)ソースは・・・知らない物が置いてあったのでノリで購入(笑)。買って帰って家でなめたら、日本では味わったことのない味で、オランダ料理のソースの味によく似ている気がしました。トマトベースだと思うんですが、その他に何が使ってあるのか今イチよくわかりません。
なお、トマトケチャップは日本でも売っているハインツなので、ざっくり省略。
さて、このように苦労して買ってきた材料を使って、ビーフシチューを作ります。
若干知らないソースがあったりして味の調整が必要でしたが、基本的には レシピの通り、混ぜて熱してかき混ぜていれば、出来上がります。
ハンバーグにかける訳じゃないので、ちょっと硬めなデミグラスソースです。
作ったデミグラスソースを使って、ビーフシチューに仕上げていきます。こちらもレシピ通り、しかも日本でよく作っていたので、あんまり深く考えずに鼻歌交じりでお料理出来ます。
もちろんおいしかったですよ。
においとか味がブログでお届け出来ないのが、ヒジョーに残念です。
トマトと赤ワインの風味が若干強い、それでも出来合いのソースとは比べものにならないくらい自分好みの、おいしいビーフシチューでした。?(^o^)/
Yokudekimashita :-) Hanamaru ru ru ru :)
どもですー
ハナマルいただいちゃいましたー
救援物資リストに「ウスターソース」を追加しとくね。
ありがとうございまーす
楽しみにしてます
(^^