もしかすると、乗ってる車の紹介は初めてかもしれませんね。
こちらに来た数日後から、会社支給の車に乗ってます。トヨタのオーリス(AURIS)です。ハイブリッド車です。
当初予定はフォルクスワーゲンのゴルフだったんですが、リース会社の都合によりトヨタになりました。
さて、と。今日書きたかったのは車のことではありません。
一枚目の写真の、路上のマークを見てください。私の車が×印の線をまたぐように停めてあります。そして×印の線の両側に、「B」「NL」という表示が見えると思います。
そう、この×印、オランダ(NetherLands)とベルギー(Belgium)の国境なんです。
私の車は今、前半分がオランダ、後ろ半分がベルギーに停まってます。駐車料金はどちらの国に払えば良いんでしょう(笑)
ここはブレダから30キロほど南東に行った、バールレ・ナッソー(Baarle-Nassau)という町です。ベルギーの国境から4キロほどオランダに入ったところにあります。
そしてこの町には、21カ所ベルギーの飛び地があります。
飛び地というのは、周りが完全にオランダで、そこだけポツンとベルギーという土地のことです。
左の図を使って説明しましょう。まず、上半分がオランダ、下半分がベルギーで、真ん中に点線で国境があります。これは普通ですね。
飛び地というのは、上半分のオランダの中に、離れてポツンと存在しているベルギーの土地のことを言います。
こんな飛び地が、バーレル・ナッソーには21カ所あります。
そしてここの珍しいのはそれだけじゃありません。ここバールレ・ナッソーには、ベルギーの飛び地の中に、さらに8カ所のオランダの飛び地があります。ワケがわかりませんね。
なので、車で町の中をゆっくり流してると、カーナビが頻繁に「国境を越えました(You are across a border.)」って言います。なかなか面白いです。
ブレダ(Breda)に来たもう一つの理由は、この国境のフシギな感じを味わいたかったからです。
さて、バールレ・ナッソーも観光地じゃないので、とてものどかな町です。
どの位のどかかというと、車道をめんどりが堂々と渡っちゃうくらい、のどかです。
野良めんどりでしょうか。それとも放し飼い?
でも路上の動物にのどかさを感じるのは町の中だけです。郊外では80キロ出してるので、突然動物が出てくるとホント怖いです。ドキっとします。
なにせ、ブレダからバールレ・ナッソーに向かう道がこの調子です。町の外は最高速度80キロ制限なので、大抵80キロ出して走ってます。
それでも周りが広すぎて、80キロ出してる感じは全くしません。
どこまで行っても、広大な大地が続きます。
あーなんて気持ちのいい写真なんでしょ!
僕の好きな”悠”という言葉が似合う素敵な風景♪
お気に召しましたかダンナ。
こんな感じの風景が多いので、「悠」の言葉が似合う写真、また紹介しますね。